こんにちは!おじいちゃんじゃよ!
最近クマが住宅地に出没しているというニュースを良く聞くね!
もし自分が熊に遭遇してしまった時、どうすれば良いのかな・・・?
とふと、思い立ったんじゃ!
今日は、クマに遭遇した時の対処法を教えるぞ!
なぜクマは住宅地に降りてくるのか?
クマのエサは、ブナの実やドングリ、クリ。
実が沢山なる年は、お母さんクマは栄養が沢山摂れるため、翌年こどもを産む頭数が多くなる傾向にあるようじゃ!
ちょうど一昨年にはドングリが豊作だったこともあってクマの頭数が増えたのににも関わらず、今年は木の実が少ないので冬眠に備えてエサを探しに人里へ降りてくる回数が増えているそうだよ!
また、生息域も拡大しているため目撃情報も多くなっているんじゃ!
クマに遭遇した時の対処方法
距離が離れていた場合(目安100M)
☑クマが気づいていない
→気づかれないよう、その場から離れること。
☑クマがこちらに気付いているが、無視している
→睨みつけず、クマの様子をみながら静かにゆっくりとその場から離れる。
☑ゆっくりと近づいてくる
→人間だと知らずに向かってきていることもあるので、人間だと知らせるため木や石等高いものに上がり、大きく腕をふりながら、穏やかに声をかける。
☑こちらに気付いていてもゆっくり近づいてくる
→上記の行動をとっても接近をやめない場合、興味本位や捕食目的で近づいている可能性が。その場合、車内や屋内、木の上などに退避する。
逃げきれそうになければ、倒木や石の上に立ち、自分を大きく見せ、大きな声と音を立てて威嚇し、強気な対応をとる。
◆注意◆子グマから離れる!
可愛いからと言って、子グマに近づくのは×。近くには、必ずお母さんクマがいることを忘れずに!
距離が離れていない場合(目安20~50M)
☑クマが立ち上がる、ひょっこり出てきた場合
→慌てずゆっくり両腕を上げてふり、穏やかに話かけながらクマとの間に立ち木などが来るように静かに移動する。
☑クマがこちらを無視している場合
→クマの様子を見ながら、ゆっくりとクマから離れること
☑クマが立ち去らない場合
→子グマがいる、動物の死体がある等、立ち去らない理由がないか付近を観察し、ゆっくり離れること。
急に動くことはクマを興奮させるので避ける。
また、こちらが動かないと敵対行動と受け取られる可能性があるので、注意が必要
20M以下の距離で遭遇した場合
☑とにかく走らない!静かに落ちついて行動する
→突発的に動くことや大声を出すことは、クマを怯えさせ防衛的な攻撃をさせてしまうことも。ゆっくり両腕を上げて降り、穏やかに話かけること。
そばに障害物等があればクマとの間に障害物がくる場所へゆっくり移動する。
多くの場合、クマは唖然として立ちすくみ全速力で逃げてく。
襲われた時の防御姿勢
☑うつ伏せになって顔と腹部を守り、首の後ろは手を回して保護
→急所を守り、転がされてもその勢いで元の姿勢に戻ること。
よく聞く「死んだふり」は効果があるの?
クマに遭ったら「死んだふりをする!」という話は有名じゃが、クマは雑食なので死んだ魚や動物を食べるのじゃ。
死んだふりをしていると、かえってクマが近づいてくる可能性があるから注意が必要じゃ!
人も山に入っていることを忘れずに
クマが人里へ降りてくるニュースを観るたびに、ジブリ映画の「平成たぬき合戦ぽんぽこ」を思い出すんじゃ・・・。
クマが人里に降りてくるように、人もクマの住処である山へ入っていることを忘れずに。
地球上で共存している仲間じゃ!
もし遭遇しても落ち着いて対処しようね!