去年の秋頃からガス機器メーカーの給湯器の納期遅延が続いています。
12月の頭には各メーカーより納期の見通しが2月や3月以降になるとの連絡がはいっていましたので、春になれば改善するものかと思っていました。
しかし、1月に入ってからの注文分に関しても4月や5月以降の納期になるという案内が入ってきました。
各メーカー全く物を製造できていない訳ではないので、受注した分から順番に納品されるようですが、そのスパンが3・4カ月かかるのは当面の間変わりないようです。
12月10日に経済産業省と国土交通省が連名で日本ガス石油機器工業会と日本冷凍空調工業会宛に家庭用給湯器の供給遅延の改善のお願いを出しています。
また12月27日には東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会より、東京2020大会の選手村に設置されている家庭用給湯器の一時的な貸し出し用としての譲渡を日本ガス協会と日本ガス石油機器工業会に対して表明しています。
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会プレスリリース
出典:経済産業省「東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会プレスリリース」より
この2つの記事より、国としてかなり危機的な状況ということが分かります。
すぐに改善が見込めないけど注文を入れておけば何カ月後には入荷はしているので、そろそろ給湯器の交換が必要だと心配されている方は早めに注文をしておいた方がいいと思います