こんにちは、おじいちゃんです。
最近ニュースで麻疹(はしか)という流行病が度々取り上げられことが増えてきましたね。現在、世界で流行しているそうで、日本でも感染者が相次いでいます。非常に危険な病なのでどんな症状があるのか、予防策、治療法を見ていきましょう。
麻疹(はしか)とは
麻疹は、麻疹ウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症として知られています。麻疹ウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強いと言われています。免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。
症状
感染すると約10日後に主に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。
2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出ます。
肺炎や中耳炎等も合併しやすく、最悪の場合、脳炎が発症すると言われています。
先進国であっても死亡する割合は1,000人に1人と言われています。
予防
麻疹は感染力が極めて強く、空気感染するため、マスクなどでは防ぎきることができません。 そのためワクチン接種が唯一の予防法です。予防接種の対象者の皆さんが、確実に2回接種することで発症を防ぎ、病気を排除することができます。2回のワクチン接種歴がある場合は、高い確率で感染を防ぐことが可能です。万一発症した場合でも、症状は軽く済み、また他の人への感染力も弱いことが知られています。生まれ年によってワクチンの接種状況が変わるそうです。
生年月日 | 麻疹ワクチン接種状況 |
昭和47(1972)年9月30日以前の生まれの方 | 定期接種が行われていませんでしたが、自然に麻疹に感染し免疫がある人もいます。 |
昭和47(1972)年10月1日から平成2(1990)年4月1日生まれの方 | 1回の定期接種の対象でしたが、免疫が十分でない方もいます。 |
平成2(1990)年4月2日以降の生まれの方 | 定期接種2回接種の世代です。2回の接種歴があればほとんどの方は十分な免疫をもっています。 |
治療法
特別な治療法はなく、症状を軽くするための治療がなされます。中耳炎や肺炎などの別の病気に同時にかかってしまった場合には、抗菌剤を投与する必要があります。。
麻しん(はしか)(Measles) (forth.go.jp)
症状が出た場合
麻疹を疑う症状(発熱、発疹、咳、鼻水、目の充血等)が現れた場合は、必ず事前に医療機関へ連絡し、麻疹の疑いがあることを伝えてください。受診の際は公共交通機関の利用を控えて医療機関の指示に従って受診しましょう。
麻しん(はしか)患者の発生|東京都 (tokyo.lg.jp)