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減築で省エネ防災対策

減築で省エネ防災対策

 

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こんにちは!おじいちゃんじゃ♪年をとって家族構成も変わってくると当時建った家の状況も変わってくるの、そこで減築という考え方を紹介するぞ

減築6つのパターン

国土交通政策研究所により類型化された減築の6つのパターンとその効果をみてみよう。想定している状況は木造一戸建て住宅で、1は元が平屋、2~6は2階建てじゃ。 1:平屋の一部撤去 2:2階建ての1階・2階の一部の同時除去 3:2階建ての2階の一部の除去 4:2階建ての2階全部除去 5:2階建ての1階の一部の除去 6:2階建ての2階床の一部の除去

減築パターン

減築6つのパターンとその効果、注意点

減築は床面積を減らすことなので、どのパターンにしても共通して得られる効果が、建物の維持管理の負担の軽減することじゃ、生活動線の短縮化による身体的な負担の軽減、そして光熱費や冷暖房費の削減効果もあるぞ。 それと1階部分を除去し建築面積を小さくする減築は、庭を広く取ることで採光や通風の確保ができるようになるのじゃ。 2階を全部除去するパターンは、階段が無くなるので、家庭内事故を防ぎ安全性が高まるのはもちろん、ワンフロア―での生活動線はバリアフリー化がしやすく高齢者にとって暮らしやすい住まいとなる。また建物面においては、もともと平屋建てと2階建てでは基礎の作りや柱の太さなども異なるため、減築による荷重の軽減で、大幅な耐震性能の向上が期待できるのじゃ。 耐震に関しては、2階を除去するケースではほとんどの場合、性能の向上が確認されているが、1階部分の除去の場合は、耐力壁を撤去したことで、性能が低下したケースがあるので注意が必要だ。耐力壁を移動させる場合は、改めて壁量や重心の確認が必要になるだろう。

 

減築の根本的な問題点と今後の可能性

減築は建て替えや住み替えに比べ、住人にとって経済的な効果が高いと見込まれている。また減築によって空地が増えれば、地域の通風や採光の改善、避難経路の確保が容易になり、近隣の住環境を改善する効果もあるんじゃ。 このように減築には、住人だけでなく地域にとっても大いにメリットがあるのだが、やはりここで問題になるのが、お金を掛けて家を小さくすることに対する抵抗感であろう。 しかし減築に関するアンケートの結果を見ると、選択肢の一つとして考えてもいいと答えた人は、42%と意外と高い。検討の余地がありながら踏み切る人がそれほど多くないのは、やはり一般消費者の減築への理解不足が原因となっていると考えられる。 実際、興味があると答えた人の中で、減築に対する不安について多い回答は、面積が狭くなること、建て替えと比べて工事費用が安く済むかどうか、期待したような減築の効果が得られるかなど、費用対効果に関するものが上位を占めているようじゃ。 現在、我が国は人口減少国家への道を歩み始めており、一世帯当たりの人員数も年々減る傾向にある。そのような状況において減築は快適な住環境を得るために有効な手段であり、今後必要性は徐々に高まっていくだろう。しかし現時点においてはまだ世間知が低く、事例も少ないため、消費者は正確な判断をするための必要な情報を持っているとは言い難い。当面は減築の有効性に対する認知を広げていくことが求められるだろう。