参加してくれたママより感想です。
4月6日、10時より、エネジン株式会社別館3階にて、
講座が行われました。
講師の先生は、しつもんメンタルトレーナー、くま(宮野ゆうき)先生でした。
私たちママ、パパも、この日たくさんの質問をされ、一生懸命考えました。
【1.質問の答えについて、3つのルール】
まず、質問の答えに対して以下に3つのルールがあることを教えていただきました。
3つのルールとは、
①考えた答えはすべて正解
②考えて分からない、も正解
③お友達の意見を受け止める
というものです。
①考えた答えはすべて正解
⇒子どもたちは一生懸命質問に対して答えを考えます。
その考えが否定されたり批判されたりすると、考えることをやめてしまいます。
ですから、「考えた答えはすべて正解」と認めてあげることが大切です。
②考えて分からない、も正解
⇒質問をされると、どうしても答えを出さないといけない気持ちになります。
しかし、「分からない」も正解です。頑張って考えたけれど分からない、その結果も認めてあげます。
③お友達の意見を受け止める
⇒自分の意見について、否定されたり批判されたりするのは嫌ですよね。
「自分と違うな」と思うことは自由です。
ですが、「なるほどな」と友達の意見を受け止めることが大切です。
どんな意見も認め合えるようにしたいですね。
その後、先生より「この講座が終わった時、どうなっていたら最高?」という質問がされました。
自分で考えた後は、グループの人に伝え合います。早速認め合うママさん、パパさんの姿がありました^^
【2.ゴールを見据えた上で、質問する】
たとえ話として、童話「うさぎとかめ」の話が出ました。
うさぎは、かめを意識して、つまり相手だけを意識して挑みました。
一方かめは、うさぎのことではなく「ゴールを意識」して挑みました。
かめは、相手がどう、ではなく「ゴールを見据えていた」ということですね。
そこで、私たちは子どもたちにどんな質問をすればいいのか・・・
先生からは「今日学校でどんな学びをしたい^^?」と聞いてから
学校に行かせるという例が挙げられました。
ただ単に学校に行くのではなく、「ゴールを見据え」られるよう、
「どんな学びがしたい?」という質問をするということなのです。
***
先生からは次の質問が出されます。
「最近うまくいっていることは?」
これも、自分で考えた後、グループの人に伝え合います。
私たちは、3つのルールを意識しながら伝え合いました。
【3.自分の大切なものは?自分への質問から見える、子どもへの○○の視点】
先生からの次の質問は、
「あなたが大切にしていることは?」
この質問には、以下のキーワード(抜粋)から、特に自分が大切だと思うことを選びます。
★キーワード★
責任、達成、権力、バランス、変化、能力、勇気、家族、
創造力、健康、達成、誠実、知識、情熱、楽しみ、完璧、地位、チームワーク・・・など32こ
まず6つ選び、そこからさらに3つ、1つ、と絞っていきます。
先生からは、
・その時その時で選択は変わるものである(変わっていい)
・特に子どもにこれを聞くと、学校行事の前や習い事の大切なイベント前後等で選択が変わる
という話を聞きました。
自分で6⇒3⇒1つと選択し、またグループの人に伝え合いました。
同じ32このキーワードを見ても、人によって選ぶものが違ったり、
同じものを選んでも理由が違ったりして面白かったです。
さて、この質問から分かることは、実は深いです。
先生のお話によりますと、
『自分が大切にしていること』⇒『それを裏切られたときに【怒り】が生まれる』
ということなのです。
どういうことかといいますと、
例えば、自分が「健康」を大切だと選択したとします。
自分にとって健康が大切であるのに、
夫がリビングで寝てしまった、子どもが手洗いうがいをちゃんとしない、
などと、大切にしているものを裏切られたときに
「私は大切に思っているのにどうして!?」と怒りが生まれるという事なのです。
怒りの感情が生まれた時に、ふと、
「そうか、自分は○○を大切にしているから、家族がそれを大切にしない時に怒れるのだ」
と冷静に考えることは大切ですね。
【4.言われて嬉しい言葉は?褒め方トレーニング】
少し力を抜いて、ちょっとしたゲームです!
まず、先生から
「言われて嬉しい言葉を書いてください」
と言われました。
その後、その紙をグループの人に見せ、
それを言ってもらいます。心から言う、途切れることなく言う、が大切です。
褒められる人はすべてを受け止めます。
グループで伝え合いましたが、なんだか照れてしまいました^^
褒められる側には初級中級上級があるようで、
初級:笑顔でありがとう
中級:「でしょ!」
上級:「よく言われます♪」
だそうです。なんだか笑ってしまいました^^
グループの人とは、「日本人って謙遜するからなかなか難しいですね!」と盛り上がりました。
ゲームは終わり、子どもを褒める時のポイントを先生から教わりました。
褒めればよい、というものではなく、「その子に合った褒め方をしないといけない」ということです。
例えば、いつも人の家に行った時に靴を揃え挨拶をする子がいたとします。
その子に「えらいね」と言っても、その子にとってそれが当たり前だとあまり響きません。
今の子どもの状態や、どの状態になれば褒められて嬉しいのかをよく見て褒める必要がありますね。
また、
・今の自分の心のグラスは何%満たされている?
・自分、家族、友達、お客さん、世の中の人、と続くシャンパンタワーがあったらどこから注ぐ?
という質問が出され、みなさん必死に考えていました。
【5.答えを知っていると、思考停止します】
突然ですが、是非皆さんにもやっていただきたい、クイズです!
「9つの点が以下のように並んでいます。4本の直線で結ぶにはどう書けばいいですか」
・ ・ ・
・ ・ ・
・ ・ ・
みんな「?」となりながらも頑張って考えました。
大人よりも子どもの方が答えが出そうな、頭のやわらかさが問われました。
ここで、私はたまたま答えを知っていたのでぼーっとしていました^^;
すると、その答え合わせが終わったあとの先生の話を聞いてびっくりしました。
こういう問題を出すと「知ってる」という子がいます。
その子はもうそれ以上問題について考えることはありません。
思考停止してしまいます。ここで、じゃあ別のやり方は?3本の直線だと?と
聞くとまた思考します。答えを知っているということは思考停止してしまうのですね。」
まさに自分のことでどきりとしました。
いくら質問しても、答えを子どもが知っていれば、そこで思考停止してしまうのですね。
気を付けて質問をしなければと思いました。
【6.WhatではなくHow】
例えば子どもがサッカーの試合でゴールが決まらなかったとします。
その子にどのような質問をすれば、次からもっと頑張ろうという気持ちになるか。
それを考えるのには、「WhatではなくHow」という視点が大切です。
Whatの場合
「何であそこで左に蹴ったの?」
「どうしてパスしなかったのかな?」
Howの場合
「どう蹴ればよかったのかな?」
「どうすれば味方にうまくパスできたかな?」
例だけでもその良さが伝わりますね。
「なぜ?」ではなく「どうすればよかったの?」という質問が大切なのですね。
先生からは、
「Whatの場合、質問しているけれど、尋問であったり、誘導して答えを導きだそうとしたりしている。
それではいけない。誰のために聞いているのか。それは子どものためです。」
をお話しいただきました。
【7.最後に。質問する時の心構え】
先生から以下のことを教えていただきました。
・自分を満たす(シャンパンタワーの法則)
・主役は答える子ども(目の前の人のためにする
・責任は100%自分に(人のせいにしない)
・ジャッジしない(答えに対してよい悪いの判断をしない)
・コントロールしない(自分の思う答えに誘導しない)
・0ポジション(自分の過去の経験を押しつけない)
・実践者である(見本となる行動を)
・楽しむ(笑顔でコミュニケーション)
ここまで深く考えて質問することなんてなかなかないので、
これをいい機会に、どんな質問が子どものためになるのか、ということを考えながら質問していきたいなと思いました。
休憩なしで参加者のみなさんたっぷり学べた1時間半でした!
先生ありがとうございました!
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