こんにちは!おばあちゃんです。
一通りやることが終わって、のんびりお昼に空を眺めることが好きです。
ぷかぷかと浮かんでいる雲を見て、ふと雲のことについて知りたくなりました!
そこで今回は、今日から使える!雲の豆知識をご紹介します。
雲が出来る仕組み
雲は水蒸気を含む空気が上昇し、冷やされることによってできます。
大気中では、上空ほど気圧が低くなるため、上昇気流や風の影響で空気が上昇し膨張します。膨張することで温度が下がり、空気中のチリや埃に水蒸気が付着し、次第に大きくなって水の粒となり雲が出来ます。
10種雲形とは?
雲は、雲が出来る高さと形で10種類に分けられています。
それを10種雲形と言います。
たった10種類なの?!と思われる方もいるかもしれませんが、調べてみると奥が深い!!
そんな10種雲形をご紹介します!
上層雲
①巻雲(けんうん)
雲の中で、一番高い位置で出来る雲です。別名「すじ雲」とも呼ばれており、白色で羽毛状やかぎ状、直線状の形をしています。
秋と言えば、この雲を思い浮かべる方も多いと思います!
晴天の時に現れることが多いのですが、形が鍵のように曲がっていると、天気が悪化する前兆だと言われています。
②巻積雲(けんせきうん)
「うろこ雲」や「いわし雲」と言われているうろこ状やさざ波状をした雲です。
この雲が現れた後には、雷雨のような悪天候になることがあるようです。
③巻層雲(けんそううん)
「うすぐも」と呼ばれているこの雲は、空一面を薄くベールを覆ったような雲で太陽や月にかかると「かさ」という色のついた環が見えることがあり、とても幻想的です。
この雲が出ると、天気はほぼ下り坂になると言われています。
中層雲
④高積雲(こうせきうん)
雲が羊の群れのようになるため「ひつじ雲」とも言われています。
大きく厚い雲なので底に影が出来て立体的に見え、夕日に当たると、とてもきれいな姿を見ることが出来ます。
この雲が出ると、雨になることも多いようです。
⑤高層雲(こうそううん)
薄灰色や乳白色の幕のように空を覆う雲です。
この雲がかかると、太陽の光はすりガラスを通したような光加減になります。
夜、月にこの雲がかかると「おぼろ月夜」になります。
⑥乱層雲(らんそううん)
「あま雲」と呼ばれている厚い雲です。厚い雲のためこの雲がかかると、どんよりとした暗い雰囲気となります。
下層雲
⑦積雲(せきうん)
よく「わた雲」と呼ばれているこの雲はすぐ消えるものもあれば、積乱雲に発達するものもあります。
小さいころ、風に流されゆっくり変形していく様子を見て様々な食べ物や動物を思い浮かべた人も多いのではないでしょうか。
⑧層積雲(そうせきうん)
「くもり雲」、「まだら雲」と呼ばれている雲です。
1年中よく見られ、厚く固まった雲が隙間なく集まっていす。
空が曇っていて雨が降っていなければこの雲です。
⑨層雲(そううん)
山間で良く見られる雲で、1番低い場所に出来る雲です。
層状になっており、この雲が地面に付くと「霧」になります。
⑩積乱雲(せきらんうん)
夏に風物詩「入道雲」は積乱雲のことを指しています。
背が高く巨大な雲で、太平洋側では夏に雷や夕立が起こる雲だと言われています。実は雲の中では危険な雲なんですよ。
珍しい雲
レンズ雲
山や山脈などに現れる凸レンズに似た不思議な雲です。
上空の空気の流れが早い時や、気流が山などにぶつかって出来る雲です。
波状雲
これは見たことある方もいるのではないでしょうか!
波打ったように見える雲で、空気が波打って流れると現れます。
空一面に波状雲が出た姿は、壮観です!
穴あき雲
珍しいため、見本となる写真がありませんでした・・・・。
(お目にかかって写真が撮れたらまたご紹介しますね。)
空全体に雲が広がっている時、一部分にぽっかりと穴が空いている雲のことを言います。
雲の水の粒がそこだけ氷の粒に変わる時だけに見られます。
見られたらラッキーです!
雲って面白い!
大人になると空を見る機会って少なくなりますよね。
忙しい人も多いかと思いますが一息ついて、
この機会にぜひ空を見上げて、雲を観察してみたらいかかでしょうか?
面白い発見があったり、心が和んだりするかもしれないですよ。
それでは、お体に気を付けて。