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夏風邪?コロナ?それとも??知っておきたい!子どもに多い3大夏風邪

夏風邪?コロナ?それとも??知っておきたい!子どもに多い3大夏風邪

みなさん、こんにちは!
エネフィのお母さんです。

夏休みに入ってすぐにエネリンが風邪をひいのたで病院に行きました。

最近発熱して病院に行くと、約8割がコロナウィルス感染症で1割がインフルエンザで残りの1割が風邪のようです。

家族が慌てないためにも、子どもにありがちな夏風邪を紹介しますね!

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代表的と言われる3大夏風邪

6月末〜8月頃に流行するウイルスや細菌によって引き起こされる鼻やのどの急性炎症を、一般的に「夏風邪」といいます。

嘔吐や下痢などの胃腸症状を伴うこともあります。

夏に子どもがかかりやすい代表的な夏風邪に「プール熱」「ヘルパンギーナ」「手足口病」がありますよ。

プール熱

プール熱は正式には「咽頭結膜熱」といい、1〜12歳の子どもが感染しやすい感染症です。

「アデノウイルス」が原因で起こり、感染力が強く飛沫感染や接触感染で感染が広がります。

学校保健安全法で「第2種感染症」に指定されており、プール熱に感染すると出席停止になります。

出席停止期間は「主要症状が消失した後2日を経過するまで」と定められています。

プール熱の主な症状

プール熱の主な症状は下記のとおりです。

  • 38~39度くらいの高熱(4~5日続く)
  • のどの痛み
  • 目やに、涙が出る
  • 目のかゆみ、充血


目に結膜炎の症状が出るのが特徴的です。

安静にしていれば4〜5日ほどで回復しますが、まれに中耳炎や副鼻腔炎、肺炎を起すことがあります。

注意して経過を観察しましょう。

ヘルパンギーナ

ヘルパンギーナはに「コクサッキーウイルスA群」などのウイルスが原因で起こる感染症です。

ウイルスの型がいくつかあるため、1シーズンで何度もかかることもあります。

4歳以下、特に1歳くらいの子どもが感染しやすい傾向にあり、飛沫感染や接触感染で感染が広がります。

ヘルパンギーナの主な症状

ヘルパンギーナの主な症状は下記のとおりです。

  • 38~39度くらいの高熱
  • のどの痛み
  • 口の中に水ぶくれのような発疹ができる


ヘルパンギーナの特徴は口の中にできる水ぶくれのような発疹がです。

この発疹のせいで食事や水分がとりづらくなるので、脱水に注意する必要があります。

ほとんどの場合、安静にしていれば7日ほどで後遺症もなく回復します。

手足口病

手足口病は、エンテロウイルス」と「コクサッキーウイルス」が原因で起こる夏風邪です。生後6ヶ月〜5歳の子どもがよくかかります。感染経路は飛沫感染と接触感染です。原因となるウイルスの種類が多く、繰り返し感染することもあります。

手足口病の主な症状

手足口病の主な症状は下記のとおりです。

  • 手・足・口の中に水ぶくれのような発疹
  • 微熱(37~38度くらい)が出ることもある


手足口病の特徴的な症状は、口の中・手のひら・足などにできる水ぶくれのような発疹です。

発熱する確率は3分の1程度で、熱が出たとしても微熱です。

安静にしていれば数日のうちに治りますが、口の中にできた発疹がつぶれて口内炎になり、食事や水分がとれなくなる場合もあるので、脱水には注意しましょう。

夏風邪と冬の風邪、新型コロナウイルス感染症は何が違う?

原因となるウイルスが違っても、類似した症状が多い

夏風邪と冬の風邪、そして新型コロナウイルス感染症の間には、どのような違いがあるのでしょうか。

3つの感染症の特徴を表にまとめました。

一般に感染症は原因となる病原体(ウイルスや細菌など)によって引き起こされ、病原体によって症状もさまざまです。

ところが、夏風邪・冬の風邪・新型コロナウイルス感染症の間には共通した症状が現れることが少なくありません。

夏風邪・冬の風邪・新型コロナウイルス感染症の比較

夏風邪と新型コロナウイルス感染症の見分け方

症状だけですぐに見分けることは難しい

夏風邪・冬の風邪・新型コロナウイルス感染症の間には共通した症状が多く、症状から見分けることは難しい場合が多いのですが、夏風邪・新型コロナウイルス感染症には冬の風邪とはやや異なる点も見られます。

例えば夏風邪ではインフルエンザのようにのどの痛みを訴える前に発熱だけが見られる場合があります。

ほかにも、高熱が1週間近く続くことや下痢や嘔吐など消化器系の症状が見られることがあります。

新型コロナウイルス感染症も、初期症状は風邪によく似ているため区別が難しい場合が多いのですが、以下のような特徴が存在します。

①インフルエンザの症状に似ており、筋肉痛・頭痛を伴う場合が多く、鼻症状を訴える人は少ない

②嗅覚または味覚(あるいは両者)異常を伴うことがある

③下痢や嘔吐などの消化器症状を伴うこともある

ただし、どちらもこうした特徴的な症状を伴わない場合があり、自分で見分けることは大変難しいといえます。

ある感染症にはあまり見られない症状が出ているからといって、「自分はその感染症にかかってはいない」と判断しないようにしましょう。

夏風邪の多くは1週間程度の間に自然と症状が治まるとされており、新型コロナウイルス感染症についても、発症した人の約80%が軽症のまま1週間以内に快方へ向かうとされています(約20%は酸素吸入が必要とされています※3)。

ですから、自分の体調に異変や不安を感じたら、まずは外出や人との接触を避けて様子を見るのがいいでしょう。

状況に応じて解熱剤や風邪薬などで症状を和らげることを考えるのも可能です。

そして、もし数日たっても症状が改善しない場合は注意が必要です。

夏風邪の予防法は新型コロナウイルス対策と同じ

なぜ新型コロナウイルス対策が夏風邪予防にも有効?

夏風邪予防に必要なのは、何にもましてウイルスに感染するのを防ぐことです。夏風邪を起こすウイルスの主な感染経路は3つあります。

  • 感染者の咳や発声によって生じるつばや小さなしぶきを吸い込んだりすることによる感染(飛沫感染)
  • そうしたしぶき等に触れた手で口や鼻などに触れたりすることによる感染(接触感染)
  • 何らかの理由(例えば調理する人の手にウイルスが付着していた場合など)でウイルスに汚染されたものを食べてしまったりすることによる感染(経口感染)

そのため、ウイルスを含んだ飛沫やしぶきに接触しないこと、またそれが極力体内に入り込まないようにすることが、感染対策の基本となります。

つまり、たくさんの人が集まる(密集)・人とごく近い距離での会話や接触がある(密接)・換気が行き届いていない(密閉)などといった「3密」にあてはまる空間を避けるとともに、マスクの着用や、手洗いによって手指に付着したウイルスを洗い流すといったことが必要になるのです。

こうしたことは新型コロナウイルスに対する感染予防策とほぼ同じです。

実際、新型コロナウイルス感染症が蔓延して多くの人が予防対策した2020~2021年にかけての冬には、インフルエンザはほとんど流行しませんでした。

国や自治体から案内されている感染対策を徹底することが、夏風邪予防にもつながります。

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