蓬莱橋

こんにちはエネフィだよ ＮＨＫ大河ドラマ「いだてん」を見てたら蓬莱橋らしき橋が！ 世界で一番長い橋でギネス記録になってるんだね 江戸時代には橋が架かってなかったとか ちょっと調べてみたよ 大井川に橋や渡し船がなかった本当の理由 江戸時代に東海道を抜けるには、難所と呼ばれるところが2か所あったんだ 1か所は箱根の峠越え、そしてもう1か所が大井川 なかでも大井川は「箱根八里は馬でも越すが越すに越されぬ大井川」と唄われたように、箱根以上の難所だったみたい でもそんな大変な大井川を渡るのに、なぜ橋や渡し船がなかったのかな？ 江戸時代は大井川を渡るためには川越人足とよばれる人たちに肩車をしてもらうか、蓮台と呼ばれる梯子のようなものに乗せてもらう以外に方法は無かったみたいだね そのため、雨などによって川の水かさが増すと、川止めとなって渡ることができなくる 運が悪いと川止めが2～3日が続くこともあって、旅に慣れた人の間では「川を越してから宿を取れ、川の手前で宿を取るな」というのが常識だったみたい。でもどうして橋を架けたり渡し船がなかったのかな？ 一般的には、江戸を守るための軍事的な理由から、幕府によって大井川には橋を掛けることが許されていなかったといわれてるんだって これはどうやら真実とは違うみたい 大井川に橋がかけられていなかった理由は、いくつか考えられるんだ まず、川の勾配や川幅といった地形的な問題や水量などを考えると、当時の架橋技術では橋を架けることが難しかったみたい 明治12年になって大井川に橋がかけられましたが、その長さは900mにもおよび、世界一長い木造橋と言われたんだ でも、それだけが理由ならば、なぜ渡し船がなかったのかというのが疑問だよね 実は、ここに大井川になぜ橋がかけられなかったのかという本当の理由が隠れている 本当の理由は川越人足の既得権益者を守るため？ 大井川に橋を作ることが技術的に困難であったにしても、実際に渡し船を使ってわたることは出来たんだ 渡し船があれば、難所といわれた大井川もずいぶんとわたりやすい川になったはずでだよね。そのため、渡し船を認めてほしいというお願いが幕府に何度も出でたみたい。でも幕府はそれを頑なに認めようとしなかった！ それはなぜでしょうか？ 江戸時代の前期のころに島田と金谷の両方の宿で、川越人足を束ねる組織がつくられ、その業務を独占的に行うことを幕府から認められていたんだ。川越人足は、最盛期には1000人程度もいたといわれてる、従業員が1000人もいる会社って事だね！ もし、幕府が渡し船を認めてしまうと、これらの川越人足たちが職を失なっちゃう これだけの規模になってしまうと、幕府も組織を守らざる得ない状況だったみたい 沢山の旅人たちが望んだ渡し船を出すためのお願いを、幕府が何度も握りつぶしてしまった背景には、巨大産業としての川越人足制度をなくすわけにはいかないという本音があったのだと言われているよ 実際、決められた川渡し場以外の場所を、自ら歩いたり泳いで川を渡ったりした場合には、「間通（かんどう）越し」とか「廻し越し」などといわれ、幕府に罰せられたみたい このことから、いかに幕府がこの川越人足のビジネスを守りたかったのかが想像出来るね 川の水深によって決められていた川越人足の料金 大井川の川越が巨大産業であることは分かりましたが、それでは川越人足を使って実際に大井川を渡るには、どれくらいの料金がかかったの？ 実は、大井川を渡るときの料金は川の水深によって細かく分けられていたんだ 大井川を渡るには、川渡し場の両岸に設置された川会所に行って「川札」を購入する必要 この川札は、川越人足の肩車で渡る場合には1枚、大きな荷物などがあってもうひとり人足が必要な場合には2枚買う必要があったんだって。また、4人で担ぐ蓮台渡しの場合には4枚必要 要するに、川越人足の人数分だけ「川札」が必要になったわけだね この「川札」1枚を購入するための料金は、川越人足の体のどの部分まで水深があるかで決まるんだ 水深が川越人足の股の下までだと「股通」となり48文（960円）、褌（ふんどし）の帯の下までだと「帯下通」で52文（1040円）、帯の上だと「帯上通」で68文（1360円）、乳首より下の位置だと「乳通」で78文（1560円）、脇の下までだと「脇通」で94文（1880円）となってたんだって それで脇よりも水深が深くなると、川止！ 水深が脇の下までの「脇通」のときに蓮台を使って大井川を渡ると、94文の川札が4枚必要になりますので、合計7520円！ 今では色んな所に橋が架かって便利になってるけど昔は大変だったんだね。 ラインおともだち登録で、ブログ情報や県内のお得な特典など、わくわく情報をお知らせ！ ともだちになってくれた人には、エネフィの壁紙プレゼント(^^) ★インスタのフォトコンテストお知らせ！ フォトコンテスト第二段スタート♪テーマは「ほっこりするカフェ」 優秀者には5000円相当の特典あり(*^^)v ⇒@enefy_family

【エネフィ地元PRプロジェクト】大井川にかかる世界一の木造歩道橋

ギネス記録になってる蓬莱橋