こんにちは、エネフィのおばあちゃんです。
今年は、まだ5月だと言うのに、全国的にとても暑いですね、、、
ニュースでもありましたが、熱中症で救急搬送される人もいます。
今日は、みなさんに覚えておいてほしい熱中症の予防と応急処置についてお伝えしますね。
目次
熱中症が起こりやすくなる条件
暑くなりはじめの季節に注意が必要なことは、よく知られていますね。
他には、どうでしょうか。
■気温や湿度が高いとき
■日差しが強く、風が弱い
■炎天下で通気性の悪い服装をしているとき
■アスファルトなどの照り返しが強い
■梅雨時期の合間の温度差
■締め閉め切った屋内で長時間過ごす
■炎天下で長時間のスポーツや労働など
■寝不足・空腹時のとき
たとえば、梅雨時期に急激に気温が上昇した場合、体が暑さに慣れていない時に熱中症のリスクが高くなります。
また、気温がさほど高くなくても湿度が高い場合は注意が必要です。
部屋の中で過ごすから大丈夫と思っていても、昼間や寝ているときに高温多湿の室内で熱中症にかかる方も増えています。
熱中症に注意が必要な人
条件が揃えば、誰でも熱中症にかかる危険がありますが、特に熱中症にかかりやすく注意が必要な方がいます。
■高齢者
■乳幼児
■持病がある方
■普段から体調不良の方
高齢者は、汗をかきにくいことや暑さへの抵抗力、血液循環も低下しているため熱中症を発症しやすくなります。
乳幼児や小さい子どもは、体温調節の機能がまだ完全に発達していないため、大人よりも熱中症にかかりやすいとされています。
また、大人よりも身長が低いため、暑い日の散歩は地表面からの熱の影響を受けやすく、普段からこまめな水分補給や風通しの良い服装を心がけましょう。
また、普段から体調がすぐれない方や腎・肝機能の持病がある方は、熱中症にかかると重症化につながる恐れがあります。
熱中症の症状がでてもに気が付きにくく、発見が遅れてしまう可能性があるため注意が必要です。
熱中症の症状について
熱中症は高温・多湿の環境に長時間いることで身体に異常をきたす状態のことです。
体内の温度が上昇しすぎることで、体温調整がうまく働かず体内の水分・塩分のバランスが崩れさまざまな症状を引き起こします。
主な症状
一般的な症状として体温上昇や頭痛、めまい・痙攣(けいれん)などが挙げられます。
さらに症状が重くなると、高熱や意識障害、脳内の中枢神経にも異常がおこり命を落とす危険もあります。
熱中症の初期症状
熱中症の初期症状として、めまい・立ちくらみ・痙攣や頭痛などがみられます。
また「熱失神」といわれる一時的な失神も症状のひとつです。
炎天下や多湿、暑い屋内での運動や長時間の労働などで体内に熱がこもり、体温調節機能がうまく働かなくなります。
重症度別の症状について
Ⅰ度(軽度)
■めまい・立ちくらみ
体温が上昇すると、体内では熱を下げようと皮膚の血管が開きます。
すると全身を流れる血液が瞬間的に減り、脳へ届くはずの血量が不十分になります。
そのため血流や血圧の変化により、めまい・立ちくらみの症状が起こります。
■筋肉痛・筋肉硬直
筋肉痛や筋肉硬直(こむら返り)は熱けいれんの症状です。
大量の汗をかいて水分だけを補給したため、血液中の塩分濃度が不足し、部分的に筋肉のけいれんを起こします。
■異常なほどの大量の発汗、汗がまったく出ない(無汗)
とめどなく出る大量の汗や、逆にまったく汗が出なくなるなど汗の出方に異常がみられた場合も熱中症のサインです。
Ⅱ度(中等症)<病院への搬送が必要>
■頭痛・気分の不快
■吐き気、嘔吐
■熱疲労によって体がぐっらりし、力が入らない
熱中症の初期症状の段階で、水分・塩分の補給が適切に行われないと体内温度が上昇し血流が滞りはじめます。
つまり脳をはじめ消化官や肝臓への血流が不足し、さまざまな臓器の温度が上昇し障害をきたします。
そのため頭痛や吐き気、全身のだるさ(倦怠感)や虚脱感の症状につながります。
Ⅲ度(重度)<病院への搬送、入院し治療が必要>
■意識障害
■手足の運動障害、けいれん
■重度の日射病
体温が高い状態が続いたため意識がもうろうとしたり、呼びかけに対しての返事がおかしい、せん妄など意識障害がみられます。
真っすぐ歩けない症状の場合は、脳にも障害が出ている可能性があります。
また身体に触るだけでも皮膚の高い熱を感じ、重度の日射病ともいえます。
熱中症が疑われる際の応急処置
早急に涼しい場所へ移動する
エアコンが効いている室内や風通しのよい日陰など、涼しい場所へ早急に移動させる。
その際は衣服のボタンをゆるめるなどして楽な姿勢をとります。
からだを冷やす
身体の体温を下げるため冷却します。
氷まくらや保冷剤で体を冷やすときは、太い血管(首やわき、太ももの付け根)やおでこなどを局所的に冷やすのが効率的です。
ただし、ほかに体の表面を冷やすときには冷たすぎる水をかけるのは避け、常温のぬるめの水で体を冷やすようにします。
身体の表面だけを急激に冷やすと、血管が縮こまり発汗が止まってしまうためです。
このとき扇風機やうちわを使うと皮膚についた水分が蒸発し、体温も発散されより有効です。
水分・塩分を補給する
熱中症の水分補給では、水だけでなく0.1〜0.2%の塩分と糖分がはいった飲み物を摂取することが好ましいとされています。
そのためスポーツ飲料や経口補水液(OS-1など)の摂取が手軽ですが、ない場合は自分で作ることもできます。
もし意識がなかったり、自力で飲むことが困難な場合は、無理に飲ませることはやめましょう。
その場合は早急に病院への搬送が必要です。
・水 1リットル
・食塩 ティースプーン1/2(2g)
・角砂糖など好みで
横になって休む
姿勢は横になって休むようにします。
めまいや失神の原因は、血圧の低下によるものです。
体にたまった熱を逃すために血管が広がり血流が緩み、脳へ送る血液が不足して立ちくらみなどの症状を引き起こします。
したがって血液を脳へ送るため、クッションなどで足を高くすることがポイントです。
熱中症予防対策
暑さをできるだけ避ける
■気温が高い日に屋外ではできるだけ長い時間を過ごさないよう注意する
■室内で過ごす時も温度や湿度はこまめに確認が必要
■冷房や扇風機を使い温度調整する
■暑い時間帯はできるだけ外出を避ける
散歩やランニングするときは、早朝や夕方の過ごしやすい時間にしましょう。
服装を工夫する
■通気性や吸水性の優れた綿や麻素材が最適
■肌着も着用する
■ゆったりしたデザインの方が風通しが良い
■外出時は日傘や帽子を着用する
涼しい薄手の綿や麻の素材は、通気性も良く汗を吸収し夏に着やすい素材です。
一見、肌着は着ないほうが涼しいかと思いますがそれは逆効果で、吸水性や速乾性のある肌着は汗を吸収し蒸発させるメリットがあります。
首元や袖口がゆったりしたデザインの洋服も、下着との間に空気の層ができるため、風を通し涼しく感じられます。
また熱を吸収しにくい色は、白や淡い色といわれていますのでUVカット素材ですとさらに紫外線も防いでくれます。
こまめに水分補給する
のどが渇いたと感じる前に水分補給するのが大切です。
水だけでなく塩分が入っているスポーツドリンクも水分補給に最適ですが、糖分も入っているため飲みすぎには注意が必要です。
本格的に暑くなる前に運動して汗をかきやすい体にする
熱中症予防には普段の環境や身体づくりが大事です。
一年中、空調の効いた環境で過ごし運動不足な生活を送っていると、汗をかく機会が減ってしまいます。
そのため汗腺の働きが低下し、暑くても汗が出にくくなります。
普段から体を動かし代謝をあげて熱中症の予防を意識しましょう。
熱中症予防グッズを携帯する
急な気温の上昇もあります。備えあれば憂いなしと言いますので、是非携帯しておいてほしいですね。
■冷えピタシート
■瞬間冷却パック、アイスネックリング、首元ひんやりベルト
■冷感タオル
■首掛け扇風機
■塩分タブレット
普段の生活リズムを整えて、熱中症に対して日頃から意識する
■夜更かしをさけて、睡眠時間を最低6時間確保する
■朝食は必ずとる
■温度計・湿度計を見るくせをつける
■天気予報を見て、最高気温等を意識する
いかがでしたか?
まず、熱中症に関する知識を頭に入れて、日々の生活な中で意識して生活をして、熱中症にならないように過ごしましょうね。
無理は禁物ですよ。。。
お大事に~