こんにちは!
エネフィです!(^^)!
今回は、磐田市のWishテニスクラブに所属し、全国大会優勝の実績を持つ中学3年生、
鈴木美波さん(15歳)を取材しました!
「遊び場はテニスコート」——自然と始まった競技生活
「お母さんのおなかの中にいたときから姉の試合を見に行ってたので、テニスはずっとそばにありました」と笑顔で語ってくれました。
三姉妹の末っ子として育った美波さん。
お父さんと2人のお姉さんがテニス経験者という環境の中、気がつけばテニスコートが“遊び場”に。
実際にラケットを握ったのは3~4歳のころ。
以来、磐田市のWishテニスクラブで毎日のようにボールを打ち続けています。
「小さいころからコートにいるのが当たり前で、自然とラケットを握っていました。お姉ちゃんたちの試合にも毎回ついて行って、いつも見てました。」
悔し涙から受け取った“背中”
たくさんの勝利と同時に、姉たちの悔しい姿も、幼い美波さんの心に強く残っているといいます。
特に忘れられないのは、
- 2019年、長女・渚左(なぎさ)さんが宮崎インターハイ団体決勝で流した涙。
- 2022年、次女・香漣(かれん)さんが全国選抜高校テニス大会団体戦決勝で流した涙。
「姉たちの悔しい姿を見て、“私も絶対に強くなりたい”と思いました。頑張る理由の一つになっています。」
美波さんの中には、姉たちから受け継いだ“魂”のようなものが、確かに息づいています。
ハードな練習も「楽しい」
現在は週5〜6日、1日4〜5時間、
磐田市のWishテニスクラブで
今年40歳以上の日本代表としても活躍した坂本コーチの指導のもと練習に励んでいます。
坂本コーチからの助言は、
「練習がすべて。練習は試合のように、試合では練習のように。」
この言葉を胸に、毎回の1球1球を大切にしながら取り組んでいます。
また、浜松市テニス協会や静岡県テニス協会主催の強化練習会にも積極的に参加し、
フィジカル・メンタル・戦術と多方面からの指導を受けて成長を続けています。
「練習は大好き。試合のあと、自分のプレーを分析するのも好きなんです。」
と話す美波さん。
試合のふり返りや戦術の気づきを自分の“テニスノート”に細かく記録しているそうで、
その研究熱心な姿勢はまさにアスリートそのものです。
全日本シングルス二冠、そして米国派遣プログラムへ
昨年出場した14歳以下のシングルスの大会では「優勝する」という目標を自ら掲げ、有言実行で見事優勝。
- 全日本選抜ジュニア(千葉県・吉田記念テニス研修センター)で優勝
- ユニクロ全日本ジュニアテニス選手権2024(東京都・有明テニスの森)でも優勝
を果たし、2冠を達成。
その結果日本代表にも選出され、世界大会でも結果を残しました。
また、アメリカへの派遣プログラムにも招待され、
錦織圭選手と車いすテニスの国枝選手から直接指導を受けるという
かけがえのない経験をすることができました。
静岡県浜松市から全国へ、そして世界へと美波さんの挑戦は続きます。
辛いときこそ、音楽とアニメが味方
練習の中で一番きついメニューは「ふりまわし」。
コーチが打った球を休まず返し続ける過酷なラリー。これに加えて、
- 1時間のストローク練習
- 10〜15分のクロスラリー ×7セット
など、体力と集中力を極限まで使うトレーニングを日々こなしています。
練習や試合で悔しい想いをして、沈んでしまったときは、
アニメ『ハイキュー!!』の主題歌を聴いて気持ちを切り替えるそうです。
ちなみにお母さんもハイキュー!!好きみたいです!(^^)!
目指すは“謙虚なトッププレイヤー
テニスの技術だけでなく、人として大切にしていることもあります。
「どんなに強くなっても、謙虚でいなきゃいけない。それはお母さんからずっと言われてきました。」
将来の夢は、プロ選手になってWTA世界ランキングトップ10に入ること。
そして「見てくれる人を驚かせるようなプレーで、たくさんの人に応援される選手になりたい」
と力強く語ってくれました。
応援してくださる皆さまへ
「いつも支えていただき、本当に感謝しています。
これからもっと上を目指して頑張っていくので、応援よろしくお願いします!」
太田コーチからのメッセージ
今年の3月に行われたITF主催国別対抗戦40歳以上の部で日本代表としても活躍した太田コーチ。
世界で活躍する太田コーチからもメッセージをいただきました!
「美波は練習になったら、自分にすごく厳しくなるんですよ。あの年齢であそこまでストイックにできる選手はいないと思います。テニスの実力はもちろんですが、1人の人間として尊敬しています。率直に”すごいな”と思いますね。美波ならもっと上に行けると思うので、走り続けてほしいですね。」
親御さんからのメッセージ
「勝負の世界は厳しいですね。
テニス以外でも、結果が出なければ諦めなければならないこともこれからたくさん出てくると思います。
でも、今はまだ挑戦を続けるべきだと思います。
『静岡県浜松市から世界へ』という目標に向けて挑戦できる位置にいる美波を、ぜひ多くの方に応援していただきたいです。
親としては、挑戦できる限りの環境を整えてあげたいと考えています。
そして美波には、所属クラブのコーチ、男女チーム生、静岡県・東海地域のライバル選手、学校の先生、友達、親戚…
自分に関わってくださっているすべての人のおかげで今があるということを忘れずに、感謝の気持ちを持って、これからも精進してほしい——そう願っています。」
エネフィからの応援📣
家族の想い、仲間との切磋琢磨、自分自身との闘い——
すべてを力に変えて、次のステージを目指す鈴木美波さん。
地域から世界へ。
エネフィは、そんな美波さんの“エネルギー”と“挑戦”を、これからも全力で応援していきます!
今後の試合予定
- 5月19日~5月25日 ITFW15 大東建託シリーズ(福井県)
- 5月26日~6月1日 ITFJ60(兵庫県・三木)
- 6月2日 ~6月8日 ITFJ60(兵庫県・三木) ・ITF W15(大阪)
- 6月16日~6月22日 ITF W15(札幌)
- 6月23日~6月29日 ITF W15(札幌)
- 6月30日~7月6日 東海中日テニス選手権大会 一般の部(名古屋)
- 6月19日~6月23日 東海中日ジュニア選手権大会(名古屋)
- 8月 全日本ジュニア選手権大会