こんにちは!エネフィのお母さんです。
みなさん、食生活は子どもの心の健康にも関係していることをご存知ですか?
かたよった食事は、育ち盛りの心に良くない影響を与えてしまうという声があがっています。
例えば、”いじめっこ、いじめられっ子”の問題も食生活と無関係ではなさそうです。
食事がかたよると、心が満たされない。そのストレスが、いじめを生む。
子どもの食事と心の関係について、20年にわたって調査を続けている鈴木雅子先生(福山市立女子短期大学教授)は、
その著書の中で、「いじめっ子は食生活がつくる」と言われています。
なぜ、そう言い切れるのか。その理由を、中学生のアンケートから探ってみましょう。
●食生活といじめのアンケート結果
食生活のアンケート結果をもとに、「食生活が悪い」「普通」「食生活が良い」のグループに分け、
それぞれのグループごとに集計した結果です。
「いつもイライラして、すぐカッとなり、学校に行くのがイヤ。」
これは、「食生活が悪い子どもたち」の特徴です。特に目につくのが『イライラする』『腹が立つ』と答えた子の割合が多いこと。そのうっぷんをはらすため、いじめをする。そんなつながりも、考えられます。
「食生活が悪い子たち」の食事と食生活。
「食生活が悪い子たち」の食事内容は、
・野菜や海藻をあまり食べていない
・牛乳はほとんど飲まない
・インスタント食品やジュース類を多く摂っている
・半数以上が、朝食を食べていない
・偏食が多く、食べる食品の幅が狭い などです。
このような食事では、心を健康に保つために必要なビタミンやミネラルが足りません。しかも、体の成長に必要なタンパク質も十分ではないことがわかります。また、
・決まった時間に食べない
・家族との対話しながら食べない などもあげられます。
食事を満たせば、子どもは変わる。
いじめっ子にとって、いま最も大切なのは、食事を改善して、心の安定を取り戻すことではないでしょうか。それは、私たち大人たちが支えるべきことでもあります。学校や教育、しつけなどを考える前に、子どもの食生活や栄養バランス、家族のコミュニケーションについて、もう一度考えてみましょう。