こんにちは!エネフィのお母さんです♪
子供ができたら少しでも子供のためになにかしたいって感じるお母さんも多いですよね!
そこで今回はおなかにいる時から子供のためにできる「胎教」について取り上げたいと思います♪

そもそも「胎教」って何?

もともとは、昔から日本各地で言い伝えられてきた「妊婦が火事を見ると赤痣の子が産まれる」「妊婦は葬式に行かせてはいけない」といった伝承が、胎教のもとと言われています。基本的には“妊婦さんはあまりストレスがないような環境で妊娠生活を送りましょう”という意味で、伝統や文化の中で受け継がれてきた慣習です。

1960年代ごろになると医療技術が進歩して超音波画像診断が行われるようになりました。さらに、胎児学・新生児学、神経科学などの研究も進んだことから、胎児には聴覚や記憶能力があることが解明されました。
実際に胎児の聴覚は妊娠24週頃になれば働き始めると言われています。
そこから早期教育に注目が集まり、クラシック音楽や英語などをおなかの赤ちゃんに聞かせることが「胎教」であるというイメージが、強くなっていきました。

現在では「胎教」は教育というよりも、「妊娠中はママができるだけストレスを受けずによい環境で過ごすことで、赤ちゃんにもよい影響を与えることができるので、まず、ママがリラックスして楽しくマタニティライフを過ごすことが大切」という、広い意味で捉えられるようになりました。

赤ちゃんは「言葉」より「リズム」重視!

私たちは、音の振動を鼓膜や骨で感じ取ることによって、音を聞きます。
しかし、羊水に浮かぶ胎児の耳は詰めものがされたような状態なうえ、骨も柔らかいので、音の振動が伝わりやすいとは言えません。
そんな胎児が“聞く”音は、私たちが普段聞いている音よりかなり小さく、ぼやけたものになっているはずです。

また胎児は羊水に浮かび、その周りを膜や脂肪で包まれています。それらは、外界から伝わってくる音を吸収してしまいます。
結果として、外ではかなり大きかった音も、胎児に届く頃にはだいぶ小さくなります。
赤ちゃんの耳に届くのは周波数が400ヘルツ以下の音であると言われています。
男性の声の高さは平均125ヘルツ、女性の声の高さは平均220ヘルツと言われているため、胎内の赤ちゃんに、大人たちの声は聞こえているようです。
ただし、125ヘルツや220ヘルツというのは、あくまで声の土台の部分の高さであり、話す声が言語の音として聞こえるのは、その土台にもっと高い周波数帯の音が同時に重なって聞こえるからです。
400ヘルツ以下の音しか伝わらないとすれば、それはもう言語の音として聞き分けることはできません。
声の上がり下がりやリズムなどはわかるけれど、何を言っているかはよくわからない、という音です。
胎児が聞いている話し言葉とは、そのような音なのです。

おすすめの音楽は・・・

「胎教」の一環として、おなかの赤ちゃんにクラシックや英語などを聞かせているというママも多いと思いますが、おなかの赤ちゃんに、クラシックや英語教材を聞かせたことによる効果については、現時点で科学的に証明されたものはありません。
「胎教」で一番大切なことは、ママが気持ちよく過ごせることです。
クラシックや英語教材をママが子供のためを思って聞かせていて、ママが安心するのならそれは効果があると言えます。
ただし「胎教」に期待しすぎるのはNG。
胎教としてママがクラシックを毎日聞くことで、産後の赤ちゃんの情緒が安定してあまり泣くこともなく手のかからない子どもになることを期待したとしても、産後の赤ちゃんが必ずしもそうなるとは限りません。
気に入らないことがあれば泣く、赤ちゃんとは本来そういうものです。
「胎教を頑張ったのになぜ?」と悲観することがないように、そのことを念頭に置いておくことが大切です。
「胎教」にはモーツアルトの曲がいいとよく言われています。
それはモーツァルトのメロディには川のせせらぎや小鳥のさえずりなどに似た自然界にあるような音の強弱やリズム「1/fゆらぎ」があるからだそうです。
このゆらぎは人がリラックスしたときに出る「α波」という脳波を誘発するといわれています。
しかし、慣れない音楽を聴いてママがストレスを感じてしまうのは逆効果であると言えます。
目を閉じるだけでも「α波」はでるので、モーツアルトにこだわるよりも、自分が好きな音楽を聴いてリラックスすることが最も効果的であるといえるでしょう。

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