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静岡県浜松市では、国の「学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン」に基づき、休日の部活動の段階的な地域移行に向けた取り組みを進めています。これは、生徒が将来にわたりスポーツや文化芸術活動に親しむ機会を確保しつつ、教職員の働き方改革を推進することを目的としています。

📅 地域移行のスケジュール(ロードマップ)
浜松市では、以下のスケジュールを目安に地域移行を進める方針です。
| 時期 | 活動内容 | 指導体制 | 備考 |
| 平日 | 学校部活動を継続 | 教職員による指導 | 令和7年9月より、週3日の活動とする方針が示されています。 |
| 休日 | 地域クラブ活動へ移行 | 教職員は原則指導しない | 令和8年9月以降、教職員は原則として指導しない方針です。ただし、大会については引き続き引率指導を行います。 |
| 移行期間 | 体制が整わない場合 | 部活動指導員による学校部活動 | 地域クラブ活動への移行体制が整わない場合は、部活動指導員が指導する学校部活動の形を経ることも想定されています。 |
🏫 浜松市の地域クラブ活動の骨子
地域移行後の活動の中心となるのが、市が認定する地域クラブです。
- 地域クラブの名称:浜松市では、地域クラブの名称を「はまクル」(「はままつ」+「地域 club」の造語)としています。
- 活動の参加形態:
- 休日の地域クラブ活動は、どの学校の生徒でも参加可能となり、生徒が自由に活動を選択できるようになります。
- 学校部活動と地域クラブ活動のどちらでも参加が可能な、多様な選択肢の提供を目指しています。
- 基本理念:「生徒の豊かなスポーツ・文化芸術活動の実現(持続可能な活動環境の構築)」を目指すとしています。

👥 持続可能な活動環境の実現に向けた主な方策
地域移行を円滑に進めるため、浜松市は主に以下の点について具体的な方策を検討・実施しています。
- 指導者の確保と質の保障:
- 指導者を人材バンクを通じた登録制とし、登録基準などを検討しています。
- 質の保障のため、指導者向けの研修の実施を検討しています。
- 教員等の兼職兼業についても検討を進めています。
- 実施体制の構築:
- 学校教育部、市民部、地域団体、学校、保護者等の関係者からなる地域クラブ活動協議会を設置し、具体的な方策を検討しています。
- 安全管理と補償:
- 各団体が適切なスポーツ保険を選定し、指導者や参加者に保険加入を義務付けるなど、怪我や事故が生じた際の適切な補償が受けられる体制を構築します。
- 文化部活動への配慮:
- 主に文化部活動で留意が必要な著作権についても研修等を実施し、地域での理解を深められるようにします。

📝 まとめ
浜松市の取り組みは、生徒が多様な選択肢の中からスポーツや文化芸術活動を継続できる環境を整備するとともに、学校教育における教職員の負担軽減を図る、生徒中心の教育環境の整備という側面を持っています。
今後は、令和7年10月に公表予定のガイドラインに基づき、地域や保護者の皆様の協力を得ながら、「はまクル」を中心とした持続可能な体制づくりが本格化していく見込みです。
🙌 次の一歩:
浜松市教育委員会の公式ウェブサイトなどで、地域クラブの具体的な活動内容や指導者募集に関する情報が更新される可能性があります。最新の情報を確認するために、「浜松市 地域クラブ活動 はまクル」といったキーワードで検索してみませんか?

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