みなさん、こんにちは!
エネフィのお母さんです。
今日は、主婦発明レッスンについてのお話です。
前回は、「特許」についてでしたね。(前回はコチラ⇒2月22日ブログ主婦発明レッスン第6回目)
今回の内容は、「どんなものが特許になるのか」についてです。
特許を目指すには・・・
今回も、㈱発明ラボックス:主婦発明のプロ松本さんに聞いてきました。
エネフィのお母さん
前回は、順番を守りましょう、ということでしたね!
具体的にどのようなものが特許になるんでしょうか?
主婦発明のプロ:松本さん
そうですね!
これまで「アイデアから試作。試作をすることで発明につながる」とお話をいたしました。
アイデアを特許のような権利にしていきませんとロイヤリィティ収入にはならないと考えてよいでしょう。(例外はありますが・・)
特許は、構造が具体的でありませんと取れません。
曖昧なアイデアは「権利」になりません。
私は、一番初めに1990年ごろだったと思いますが「地震があっても転倒しない本棚」を思いつきました。
本棚の側板が伸縮し、天井に付けば転倒しません。
(今では販売されていますね!)
自分では作れないので、なんとなく側板が伸びる絵を書いて、地域の(一社)発明協会に相談に行きました。
「これはどのような構造で側板が伸びるのですか」と、弁理士の先生に聞かれて、
「それはわかりません。ただ側板が伸びる、ということで権利は取れませんか?」
「ダメですね。具体的にどのようになっていて、伸縮できるのかその構造が権利になるところですよ」
つまり、どこがどの様になっていて(構造)、どんな効果があるのかがハッキリしていませんと「権利」になりません。
難しい・・そんなことできない・・
と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私も同じように思いました。「それは、プロが考えればいいのに!」と(笑)
当時の私は、そこで諦めてしまいましたが、今思えば、諦めることはありませんでした。
例えば、壁が伸縮する構造・・難しいことは考えられませんので「突っ張り棒」のようなものを買ってきて、もう1段、2段と棚を作れるような簡単な構造で収納棚なら試作できたかもしれません。
自分のできる技術でもできるよう、構造を考えなおして「自分で試作」をして具体的になったところで特許出願を目指します。
実はこれこそが大事なことなのです。
ローテクだからこそ、メーカーも思いもよらないアイデアに辿りつくことがあるのです。
これがメーカーにはない私たち市民発明家の強みです。
発明の第一歩は、思いついたアイデアから「自分で試作つくる」
試作が難しければ、自分で作れるようにアイデアを練り直すことが大事だということです。
なんでもやってみることが大事かもしれませんね!
また、主婦発明レッスンについて㈱発明ラボックス:主婦発明のプロ松本さんに教えてもらいましょう!